ミラドライの効果
 さきに、言っておこう。今回は「ミラドライの効果」について、紹介したいと思う。前回、「ミラドライ」のデメリットを少しと言っておきながら、多く語ってしまった。しかし、デメリットを多く見つけられ、それを記載することで、これから「ミラドライ」を受けてみようをしている方が、少しでも気を引き締めて、万が一のことを考えてもらえたら私はうれしい。安全な手術方法というものは、今の時代では、まだないのである。所詮、手術を行うものも人間である。ミスもあるのである。そのことを頭に入れておいてもらいたい。今回も、余談が長くなってしまったので、そろそろ本題に入ろう。
ミラドライの案内

 皆さんが、一番気になっているのはこの「ミラドライの効果」なのではないだろうか。何度もここでも記載したように、効果は大きいとされている。だが、皆さんの期待を裏切るようで申し訳ないが、この効果というものは臭いがきえるという意味の効果ではないのである。人によっては臭いがきえたという人もいるが、思えているだろうか。臭いが発する条件というものを。臭いの物質を作っているのは細菌なのである。つまり、汗腺の機能止めたからといても、時間が経てば、汗腺の機能はまた復活し、汗をかき、細菌が働き、臭いの物質を作り出すという工程に戻ってしまうのである。汗腺が止まっている間も、汗はかき続けるため、その際に、細菌が存在していれば臭いは発生する。
難治性疾患克服研究事業に関する 市民・研究者シンポジウム「難病研究と創薬」を開催します【平成23年2月20日(日)開催】|独立行政法人 医薬基盤研究所

つまり、多汗症を治すには効果は大きい「ミラドライ」ではあるが、ワキガを治すという意味での「ミラドライ」はさほど効果はないのではないだろうか。これは私の考えである。その点、切開する手術は、汗腺そのものを除去し、脇毛をなくし、細菌の居場所をなくすことになるため、こちらの方が「ミラドライ」よりは効果が大きいであろう。しかし、ワキガの程度にもよる。ワキガの程度が大きければ、「ミラドライ」では、臭いは完全にとれないだろうが、軽いものであれば、臭いも多汗症も改善される。しかし、時間が経てば、また、手術を受けなくてはならない。1回40~50万円の手術代を何年かごとに受けるより、値段の幅は大きく具体的には言えないが、切開をして完全に完治する手術方法の方が私はいいのではないかと思う。

 最終的に決断するのは皆さんであるため、私からは何も言えないが、これを参考にし、「ミラドライ」の良さも悪さも学んで、どの手術にするか考えてほしい。
厚労省難治性疾患克服研究事業 特定疾患患者の生活の質(QOL)の向上に関する研究班